本を枕にうたた寝

スローペースな本読み。本がたくさんある場所に行くと、心が躍ります(´∀`) そんないち本好きが送る汗と涙の読書記録です。

3月に読んだ本

こんにちは~( ´ ▽ ` )ノ

暖かいを通り越して、汗ばむ陽気になりました。

だが、風が、風が、ヒジョーに強い。

我が家に隣接するマンションがございます。

干してあったのでしょうか。

布団ばさみをしているにも関わらず、生け垣に引っかかっておりました。

恐るべし強風((((;゜Д゜)))))))

さて遅くなりましたが、先月読んだ本のまとめをば。

 

2017年03月 (1作品)
満潮
満潮
朝倉かすみ
読了日:03月02日
 
4月になってから今日で6日目。
なぜ今日になったかと申しますと、読みかけの本を登録してからと思っておりました。 まだ100ページ近く残っており、今月半ば過ぎまでかかりそうな気配。
大変お恥ずかしいお話ですが、200ページもないうえ文字も大きめ。
というわけで、待っていたららちが空かないので・・・
とりあえずブログのみ更新することといたしました。
ばたついて居りますので、短めながら失礼いたします。

2月に読んだ本

おはようございます。

少しずつ日の出が早くなったり、少しずつ日の入りが遅くなったりするようになりました。

まだまだ寒いですが、それでも太陽の温もりが優しく感じるようになりましたね。

あ、そうそう!

我が家の庭隅に植えてある沈丁花が開花しました!

今のところ芳香は柔らかですが、そのうち自己アピールが強くなるんだろうな~

そして、私の花粉症がひどくなります(涙)

さて先月読んだ本のご紹介。

 

ホコリまみれの書棚 - 2017年02月 (1作品)
アルプスのきょうだい (岩波の子どもの本)
 
先月登録をした頃よりも、だいぶ落ち着いてまいりました。
じつは本日、朝倉かすみさんの「満潮」を読み終えたばかりです。
最後まで読み通せるか不安でしたが、なんとか無事に終えてほっとしています。
昨年末まで忙しくて本屋や図書館やら出向けなかったのですが、気まぐれにふらりと本屋に入ったら妙な安堵感が生まれました。
インクと紙の匂いにほっとするなんて驚きです。
どうやら、私にとって本屋とは鎮静効果もあるようです。
がつがつと読書は出来ないとは思いますが、ゆっくりと一日1ページでもやはり読みたいです。
来月も無事にまとめぐらいはできそうでよかった、よかった。
ではこの辺で失礼いたします。

母を独占した夜ーー「アルプスのきょうだい」ゼリーナ・ヘンツ著

 時として本との出会いは、強烈な印象として一生涯残るものだ。
 今回紹介する本は唯一母が読んでくれた記憶の残る絵本。

 

 インドらしき土地を家族で訪れ、見たことのない光景や聞いたことのない音
楽が珍しくきょろきょろしていた。
 そんななか「うわぁー!」という叫び声ともに次々と通行人が巨大コブラ
体を巻きつかれ、飲み込まれていく。
 楽しいはずの旅行が一瞬にして惨状となり、幼い私は怖くなって泣きじゃく
ってしまった。
 そしてぱっと目が開き、泣きながら子供部屋を出た。

 

 そこには父の帰りを待つ母の姿があった。怖い夢を見て眠れないと訴える
と、最近知り合いの方から頂いた絵本を取り出し、読み聞かせてくれた。
 表紙にはスカーフを巻いた女の子が、家畜のにわとりに餌を与えている。背
後には高い山々と着ている洋服から日本でもインドでもない国だとわかった。
 本のタイトルは「アルプスのきょうだい」ゼリーナ・ヘンツ作、光吉夏弥訳
岩波書店)。これに愛らしい絵をアロワ・カリジュが添えている。

アルプスのきょうだい (岩波の子どもの本)


「ウルスリのすず」と「フルリーナの山の鳥」のふたつのお話が入っている。

 母に読み聞かせてもらったのは、このうちの「ウルスリのすず」。
 タイトルからすると飼い猫につけるような丸っこい鈴を思い浮かべてしまう
が、挿絵は牧場の牛についているような楕円形のベルだ。(ここは敢えてすず
で統一していく)
 ウルスリの村では、すずを鳴らして練り歩く子供たちのお祭りが行われてい
る。
 大きなすずを持つ子は先頭で歩けるうえ、お菓子をたくさんもらえる。
 ウルスリは大きなすずをもらおうとしたが、みんなに追いやれて一番後ろ
に。そして一番小さいすずになってしまった。
「あ、そうだ! 夏にいく山小屋に大きいのがあった!」
 思い出したウルスリは、険しい雪山もなんのその。一路山小屋へ。
 そして無事にたどり着き大きなすずを見つけ、「これなら一番になれるぞ」
と安堵し、残っていたパンを食べると、そのまま眠ってしまいました。
 そのころ村では、両親が必死になってウルスリを捜してまわり大騒ぎに。ど
こを捜してもいない息子に母親は泣き崩れます。
 翌朝、ウルスリは意気揚々として帰宅。母親は息子の無事を知り、抱きしめ
ます。
 そして、お祭りの先頭は誰?

 

 「ウルスリのすず」を読み終えた途端、父が帰宅をし、私は再び眠りの世界
へ。
 こうして書き記していて、不思議なことに帰りの遅い父と、両親に何も告げず山小屋へ行ったウルスリが重なっていることに気付いた。
 母はこの作品をどんな思いで読み聞かせてくれたのだろう。
 亡くなってしまった今では、その時の心情を聞くことはできない。
 話の内容はほとんど忘れていたが、幼い私は険しい雪山や真っ暗な山小屋が
少し怖かったことを覚えている。
 今にして思うと、お話云々よりも母を独占できて喜んでいたに違いない。

2016年印象深い本

こんにちは。お久しぶりです。

少しずつではございますが、落ち着いてまいりました。

今日はどうしてもTwitter文学賞に投票をしたいため、取り急ぎではございますが、昨年印象に残った本を選出したいと思います。

いつものとおり順位は不同、敬称略で。

 

 

遥かなる調べ エリコ・ヴェリッシモ

遙かなる調べ


ハリネズミの願い  トーン・テレヘン

ハリネズミの願い


Redレッド 島本理生

Red

 

快楽 青山七恵

快楽

 

屋根裏の仏さま ジュリー・オオツカ

屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス)

末裔 絲山秋子

末裔 (新潮文庫)


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet

 

海の仙人 絲山秋子

海の仙人 (新潮文庫)


朝顔の日 高橋弘希

朝顔の日


少女奇譚 あたしたちは無敵 朝倉かすみ

少女奇譚 あたしたちは無敵

 

ざっとこんなところです。

「遥かなる調べ」はガイブン日和でたっぷり書きました。

その時の記事がこちら▼

 

fumibako.hatenablog.com

 選出にはもれましたが、マシャード・ジ・アシスの「ドン・カズムッホ」もよかった。

下半期にきて海外作品中心に読んできたので、日本作品がぐっと減ってしまいました。

芥川賞二作は読みましたが・・・

本当はリュドミラ・ウリツカヤの「陽気なお葬式」も手元にあったのですが、救急搬送、入院、葬儀となり、泣く泣く手の空いている時に読まずに返却をしました。

それが一番悔しかった(>_<。)

最近はじっくりと本を読んでいません。

眠る瞬間まで読んではいるのですが、ほとんど寝ています。

夜中に目が覚めて、あれ? という状態です。

ちなみに実用書ばかり登録しておりますが、おととし購入した新書を読んでいます。

さてお時間がなくなってきたので、この辺で投票してきます。

 

二三歩拝

 

 

12月に読んだ本

おはようございます。

2016年もいよいよ今日で終わりですね。

いつもより少し早いですが、12月に読んだ本のまとめをいたします。

2016年12月 (1作品)

以上一冊です。

 

創作ブログ紅い文にも書きましたが、じつは母が急逝いたしました。

12月1日に自宅で倒れ救急搬送されましたが、心臓が止まっている時間が長く意識不明の重体でした。

そして12月8日午前5時33分に、天に召されました。

翌9日には前夜式(仏でいうところのお通夜と告別式)、10日には出棺式とばたついておりました。

母は結婚前に実家近くにある教会で洗礼を受けていたため、キリスト教に乗っ取って葬儀を行いました。

我が家から葬儀を出すのも初めてで、ましてやキリスト教となると訳が分からないことばかり。

葬儀が済んだあとも、なにかと慌ただしく気付いたらあっという間に31日になっていた次第です。

 

来年から生活スタイルが大きく変わるため、読書量もがくんと減るかもしれません。

したがってブログの更新も止まるかも?!

生活が落ち着いたら、読書なり創作なり再開したいです。

 

慌ただしくて申し訳ございません。

年末の挨拶をば。

今年もお世話になりました。

来年もよろしく よろしくお願いします。

それでは、よいお年をお迎えください。