本を枕にうたた寝

スローペースな本読み。本がたくさんある場所に行くと、心が躍ります(´∀`) そんないち本好きが送る汗と涙の読書記録です。

2016年上半期 印象深い本

 七月になりましたので、毎年恒例の10作を選出いたしたいと思います。
 六月までに読了した本は全部で25冊。このうち三作は絵本やYA、児童書なので除外。
 全集は作品ごとに作家が違うため、一作ごとにカウントをいたします。
 ということで、28作品のなかから選出いたします。

 以下、敬称略

「Redレッド」 島本理生

Red

「快楽」 青山七恵

快楽


「女が嘘をつくとき」 リュドミラ・ウリツカヤ著 沼田敦子訳

女が嘘をつくとき (新潮クレスト・ブックス)


「末裔」 絲山秋子

末裔 (新潮文庫)


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」 桜庭一樹

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet


「海の仙人」 絲山秋子

海の仙人 (新潮文庫)


朝顔の日」 高橋弘希著

朝顔の日


「ばかもの」 絲山秋子

ばかもの (新潮文庫)


「たそがれどきに見つけたもの」 朝倉かすみ

たそがれどきに見つけたもの

 

 先日ブログにも触れましたが、6月は絲山秋子強化月間だったために10作中3作入りました。
 同じモチーフなのに、趣向の違う作品ばかりで驚きました。
 恥ずかしながら、作家追いは片手で数えられるほどしか読んでおりません。
 パターンというものが、見えてしまい途中で飽きて読了後、別の作家の作品に取りかかることが多いです。
 現在、取り組み中のひとり芥川賞受賞作を読もう会もそんな感じになっています。
 ところが、絲山さんは間口が広く毎回驚かされています。
 たぶん会社員時代の経験が、反映されていらっしゃるのではないでしょうか。
 妄想オンリーで作品を綴られる方もいらっしゃいますが、作家にとってあらゆる経験は大切なんだと思いました。 

 今年は海外作品と日本の男性作家が少ないですね。
 反省し、現在は海外作品を読んでおります。
 あと芥川賞全集ももう少し読みたい。
 ノンフィクは今年も諦めました。ヾ(- -;)オイ
 筆がお留守になりそうなのは心苦しいですが、読了数42冊を目標としております。
 去年より読むぞーということで。

 

二三歩拝